
■ 飛騨高山雛まつり
春の訪れが遅い飛騨地方では、1ヶ月おくれの4月3日に雛まつりが行われます。
市内各所では、土雛・古今雛など代々伝わる雛人形が展示されます。
雛まつりの起源は平安時代にまで遡り、もともとは中国のお祓いの行事でした。日本に伝わることで、神事のお祓いの形に変わり、草や紙で作った「形代(かたしろ)=人形(ひとがた)」で身体をなでて、災いやけがれを移し、身代わりとして海や川に流しました。同じ頃、今のままごとのような遊びがあり、それを「雛(ひいな)遊び」と言ったことから、上巳の節の行事が時の流れで結び、江戸時代に現代のような形式となりました。